「セグウェイ」が2020年7月15日をもって生産終了となることがわかり、Twitterでもトレンドに入るなど話題となっています。
【一般に浸透せず】「セグウェイ」7月15日をもって生産終了https://t.co/zz9m4QCx3i
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 24, 2020
“未来の乗り物”との期待を背負って発売されたが、高価格だったことも災いし、販売台数は期待ほどには伸びなかった。 pic.twitter.com/hwoe8YEyhS
生産終了の理由は価格か
2001年に発表されたセグウェイは、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどのIT界の著名人に絶賛されたことから「未来の乗り物」としてその名前が一気に世界中に広まりました。
しかし、当初はアメリカで100万台を販売した後に世界進出を目標としていましたが3年間の販売数は約6,000台ほどでした。
いまいち最適な使用用途がなく、5000ドル(約60万円)という一般市民には手を出しにくい価格帯だったことも災いし、販売台数は期待ほどには伸びませんでした。
出典:engadget 日本版
2003年にはアメリカのAmazon.comでも販売がスタートしましたが、その価格からなかなか販売は振るわなかったようです。
観光地や空港などの施設では使われていたものの、国によっては使用が私有地のみに限定されるなどの問題も。
50万円もするわりに使う場面がなかなかないというのは、特に一般人には購入しにくいところです。
S-Podはセグウェイの後継機?
そんなセグウェイですが、今年1月にセグウェイ・ナインボット社(セグウェイを買収したXiaomi傘下の中国企業)が発表した「S-Pod」はセグウェイの後継機となり得るのでしょうか。
こちらが「S-Pod」の画像となります。

この「S-Pod」は2021年に一般向けに発売されるそうですが、テーマパークやキャンパスなどでの利用が想定されているということでセグウェイの後継機というわけではなさそうです。
まだ価格も発表されていませんが、見たところセグウェイと同じかそれ以上の価格になりそうですよね。
セグウェイ・ナインボットによれば、「S-Pod」は2020年第3四半期の発売予定とのこと。一般消費者向けのモデルとしては、2021年に発売される見込みとなっています。なお、現時点で価格については発表されていません。
出典:Esquire
またこの「S-Pod」は映画「ジュラシック・ワールド」に登場する「ジャイロスフィア」から着想を得たそう。
セグウェイと同じ技術が使われており、基本的にはセグウェイの座席付きバージョンという位置付けとなる模様です。
来年以降、空港やテーマパークで見かけることになるのでしょうか。
ぜひ一度乗ってみたいですね。