学校の運動会などで行われている組み体操で、現在ピラミッドに代わって行われることが多くなっているという「人間起こし」と呼ばれる技。
この技が危険ではないかと注目を集めています。
実際にかなりの数の事故も起きており、専門家は非常に危険な技で控えるべきと話しており、ネットでも話題になっています。
組み体操「人間起こし」全国で事故多発 専門家「非常に危険」
学校の運動会などで披露される組み体操で、ピラミッドなどにかわって行われることが多くなった「人間起こし」と呼ばれる技で、去年までの3年間に全国で145件の事故が起きていることが分かりました。https://t.co/tr4q6rSgwh
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) November 20, 2019
組み体操の人間起こしとはどういう技?
別名トラストフォールとも呼ばれる組み体操の技「人間起こし」。
技の名前を聞いただけではピンと来ませんが、動画を見るとよくわかります。
Youtubeに動画が投稿されていましたのでご紹介します。
この技は、子供たち数人で作った土台の上に1人の子供を乗せ、起き上がらせたり、後ろに倒れさせたりする技。
ちょっと見ただけでも上に立つ子供が危険であることがわかると思います。
専門家も「非常に危険」とコメント
人間起こしの取材で、大阪経大名誉教授の私が取り組んでいる理由を理解してもらうのに時間がかかった。日本スポーツ振興センターから分析依頼があったのですか、だった。危険な組体操を取り締まるのは文科省、教委、学校、教師であるのに誰も声をあげない、そこでやむを得ず調査し訴えているのだと。
— Yutaka Nishiyama (@ma85003) November 20, 2019
この人間起こしという組み体操の技では、去年までの3年間に全国で145件の事故が起きていることが分かっているそうです。
兵庫県が30件と最も多くなっており、大阪府が18件、埼玉県が13件、愛知県が12件と続いています。
事故のうち6割が上に乗る子供がケガしているということで、脳震盪や頭部の打撲など、頭から落下したと見られるケースが多いということです。
これだけ事故が起きていて、なぜやらなければならないのか本当に理解できませんね。
この件について分析した大阪経済大学の西山豊名誉教授は「アクロバティックな技で非常に危険」と警鐘を鳴らしています。
西山名誉教授は、ピラミッドやタワーなどの代わりとして、見栄えのよい「人間起こし」を行う学校が増えているとしたうえで、「アクロバティックな技で非常に危険だ。重大なけがにつながるおそれがあるので、実施は控えるべきだ」と話しています。
出典:NHK NEWS WEB
みんなの反応は?
「人間起こし」とかいうやつ組体操より危険だろ
— みねはる (@cosmic_surfin) November 20, 2019
人間起こし
初めて知った
めちゃ怖いやん
ピラミッドの方がマシとちゃう?— わんぴー (@opnlove) November 20, 2019
人間起こしって何かと思ったら怖すぎるでしょ…これは無理だよ…連帯責任とか一体感出すの全員リレーとかでいいじゃん…運動できない子には地獄だけど…アクロバットがしたい子はきっと個人でそういう教室行ったりするから…怖すぎる…
— るな。(あんず。 (@sweet_2432) November 20, 2019
人間起こしって何って思って動画見たらまじで人間起こしだった
— あゆみ (@mokurin_mokurin) November 20, 2019
組み体操「人間起こし」16~18年度に事故145件 https://t.co/twnenfbT2l
このイラスト通りだとすれば左端の子の責任重過ぎない? pic.twitter.com/GfQLTUgefx
— 柳川 秀@心壊れてる (@yanagawa_shuu) November 20, 2019