12月10日に放送されたテレビ朝日の『報道ステーション』で、情報の切り取りによる印象操作と見られる内容があったことに、批判の声が集まっています。
問題となっているのは「桜を見る会」をめぐる場面で、自民党の世耕弘成議員は自身のTwitterで「今夜の報道ステーションの切り取りは酷い」「印象操作」と強く非難し、この件について注目が集まっていました。
今夜の報道ステーションの切り取りは酷い。
私は定例記者会見が終わった後、今日の会見が今年最後になるかもしれないという意味で「良いお年を」と言っただけなのに、それを桜を見る会をと絡めて、問題を年越しさせようとしているかのように編集している。
印象操作とはこのことだ。— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) December 10, 2019
今日の世耕の会見の「総理は十分説明した」というコメントと、会見終了後に今年最後の会見の可能性があるので「良いお年を」と言ったことは時間的にも、文脈的にも繋がっていない。なのに #報道ステーション は「総理が説明したから、良いお年を」という風に繋げて編集している。印象操作。
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) December 10, 2019
テレビ朝日の報道局長が謝罪
仮に世耕幹事長の主張が事実だとすれば、『報道ステーション』は政権批判を行うため、記者会見を不正に編集し、流したことになる。ネットユーザーからは「これは放送倫理違反なのではないか」「放送法違反だ」という指摘が挙がっている状況だ。
出典:リアルライブ
このような声を受けた『報道ステーション』が無視を決め込むのか、国民にしっかりと説明をするのか。対応が注目される。
こうした状況の中、報道ステーション側の対応に注目が集まっていましたが、11日夜に投稿された世耕議員のツイートで、テレビ朝日の報道局長が謝罪に訪れたことがわかりました。
世耕議員のツイートによれば、テレビ朝日側が「会見終了後の映像の使用」「切り取りを行ったこと」を認めたように受け取れます。
また、報道ステーション側は11日に放送予定の番組内で何らかの対応を行うとしており、世耕議員は「放送内容を見て、謝罪を受け入れるか判断します」とコメントしています。
先ほどテレビ朝日報道局長が幹事長室に来訪し、謝罪がありました。
①会見終了後の映像を使用したこと。
②文脈の異なる部分を繋いで編集したこと
が不適切で、今夜の番組内で何らかの対応をするとのことです。
放送内容を見て、謝罪を受け入れるか判断します。#報道ステーション— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) December 11, 2019
世耕議員が投稿した問題の場面の動画
あまりに酷いし、正確な理解を国民から頂くという公益性があるので、自宅のテレビから撮った当該シーンをアップします。 pic.twitter.com/sKoCO6AeU9
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) December 10, 2019
これが印象操作の手口です。よく見て下さい。
しかも「良いお年を」の部分は会見終了後。本来収録すべきではない部分。— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) December 10, 2019
みんなの反応は?
謝罪したらしいけど、テレビ朝日は報道ステーション内でちゃんと切り取り報道でしたって謝罪すべきじゃない?
今夜対応するらしいけど怒られなきゃいつでも切り取り報道してんのクソだわ— 廃棄 (@yuzukosyou_26) December 11, 2019
報道ステーションひどいね。
いまだにこんな切り取りしてるのか。すぐバレるのに。世耕大臣に謝罪に訪れたってことは、完全に悪意があったこと。
これがテレビ離れとスポンサー離れを招く。
— K指数 (@kurirona20) December 11, 2019
報道ステーションのことを
「毎回どんなネタを捏造してくれるか楽しみなバラエティ番組」
って言われてるの、なかなかおもしろいw
— とれのん (@strueno_ncp10) December 11, 2019
さすがに報ステについては世耕さんの言ってることのほうが正しいと思った。是々非々というか、はっきり白黒では考えないようにしたいですね。内閣への怒りはありますけど。
— 大島重信 (@6vAiAw9Bb0K5xhu) December 11, 2019