アメリカに本社を構えるファストファッションブランド「フォーエバー21(FOREVER 21)」は、国内のすべての店舗を閉店し、あわせてオンラインストアも閉鎖、日本から完全に撤退することを発表しました。
フォーエバー21の日本撤退の理由
会社は日本から完全に撤退する理由として「売り上げ不振により日本の事業は数年来、赤字を計上してきたため」と説明しています。
出典:NHK NEWS WEB
2009年に日本で最初の店舗となる原宿店をオープン。
低価格で最新の流行を取り入れたデザインが若者を中心に受け、2017年には全国で22店舗まで拡大。
創業者である韓国系アメリカ人のドン・チャン氏は2011年に来日した際、100店舗まで広げたいと語っていましたが、2017年の原宿店の閉店後は14店舗まで減少していました。
NHKの報道では日本から撤退する理由として、日本事業は数年来赤字だったためと説明しています。
いつまで営業する?閉店セールは?
日本事業では10月末日までに国内の全14店舗を閉店し、Eコマース事業についても閉鎖する予定。国内の店舗およびオンラインストアでは最終セールを実施するという。
出典:FASHIONSNAP.COM
実店舗とオンラインストアともに、10月末まで営業ということです。
また、最終セールも実施する予定があるということで、最後にまとめ買いするチャンスと言えそうです。
フォーエバー21の日本国内の店舗
現在、日本国内にあるFOREVER 21の店舗は下記の14店舗です。
新宿店、渋谷店、横浜店、新三郷店、福岡天神店、大阪道頓堀店、ルクア イーレ店、イオンモール沖縄ライカム店、コクーンシティ店、札幌大通店、仙台FORUS店、イオンモール広島府中店、三宮オーパ店、イオンモールKYOTO店
アメリカでは破産申請の報道もあったが会社は否定
フォーエバー 21は2009年春に日本上陸し、1号店が原宿にオープン。2010年4月にはアジア初の旗艦店を松坂屋銀座店に出店(※原宿店、銀座店ともに現在は閉店)し、新宿にも大型店舗を構えるなど着実に事業を拡大させてきたが、今月に入ってからはアメリカ本国で米連邦破産法11条の適用申請に向けて準備を進めていると報じられるなど、経営難が囁かれている。
出典:FASHIONSNAP.COM
アメリカの一部メディアは先月、厳しい経営状況を受けて創業者側と金融機関の話し合いがまとまらず、フォーエバー21のアメリカ本社が破産法の適用の申請を準備していると報じましたが、会社はアメリカのホームページでこれを否定しました。
出典:NHK NEWS WEB